塚崎康彦 氏 

石川県議会議員 金沢市倫理法人会会員

テーマ「中南米の復興と日本の今」





凍てつくような厳寒の茅葺庵に囲炉裏の炭火が暖かく迎えてくれる新年2回目の経営者モーニングセミナーでは、珠洲市在住の塚崎康彦さんのお話をお伺いさせていただきました。

ブラジルの奇跡と言われた70年代の急速な経済成長から80年代に入り石油危機、金利高騰などにより財政赤字の財政混乱の真っ只中である中南米金融危機の時代に過ごされた1983年から20年間のブラジルでの生活は、国家財政の崩壊から立て直しへと混乱と危機に遭遇される中で様々な困難を乗り越えてこられたご自身の体験を切々とお話くださいました。

今から8年前、混乱の時代といわれる厳しい経済状況の日本に戻られ、ブラジル国家の立て直しにご尽力されてこられた経験を生かして、政治や行政の在り方を見つめ、少子高齢化による人口減少に歯止めがかけられないのふるさと珠洲市で、今百年の智慧を生かすべく椿や薬草などふるさとの資源を生かして、現在は政治家としてビジネス業界の視点に立った地域起こしに積極的に取り組んでいらっしゃるとお話しいただきました。

文:高名由美子