中橋忠博 氏



【挨拶 中浦政克会長】

今朝は奥能登倫理法人会のMS会場に、朝を告げるにわとりの鳴き声が聴こえてまいりました。

先日、私の会社では会社の運営していく上で足元を見つめ直そうと、業務改革とか会社の理念について話し合いました。会議を終えた後にお花見になりましたが、女性の社員さんが多い職場ですので会議よりも花見の会話と歌と踊りに盛り上がりました。

輪島市祭のボランティアに参加した時のことですが、花火大会を終えて、「お祭りは地域のみんなで盛り上げるものだからね、ボランティアできないからお金を払うことで参加しているんだよ」と子どもに話しながら、花火協賛金の募金箱にお金をいれてくださり、とても嬉しくなりました。

それぞれができることをすることで地域を盛り上げていきたいものだと思いました。


【会員スピーチ 七尾市倫理法人会 関軒秀行副会長】 

これまで金沢方面のMSに参加することがよくありますが、奥能登へ向かうようになり、少し趣きが違うような気がします。奥能登は目には見えないものを生かして感謝しているような崇高さを感じます。そして、今日の講話者である七尾市倫理法人会の中橋会長は、戦国武将のような勇ましい風貌と風格の持ち主です。


【講話 中橋商事株式会社 代表取締役 中橋忠博 氏】

演題:UFOで夢を実現(転んだ時が起きる時)

七尾市倫理法人会は設立5年目ですが、設立当初は7名くらいでMSをしていましたが、奥能登は始まったばかりで大勢です。奥能登は人口が少ないですが、一人ひとりが活力を持ち、元気なMSを続けてください。

私の青春時代は渋谷でビラまきをし、国家を転覆できるような全共闘学生運動に明け暮れる日々、脱退したいが抜けれない、親からの仕送りも途絶え食うや食わずの苦しさの中で、数々のアルバイトでお金を稼ぎ、思想はともかく組織、会社を作る礎を学んだようにも思います。

世の中は崩壊からビルドの時代に移り、ホテルの建設などレジャー産業にも目が向き、ホテル学校やレジャー研究所でコンサルタント会社に勤務しました。

実家の米穀店を継ぐべく羽咋へ帰るが、両親が相次いで他界し、悲しみの中で精神を鍛える為にもお寺で聞法会もしました。1ヶ月位どうしたらよいか考えた末、経営は格闘技であり戦争、学生時代の闘争心が湧き上がり、大阪で北陸の米を売ることを思いつき、業務スーパーへ産直の米を卸し、商売を拡大するも大阪の不動産屋に多額のお金を騙されてしまうが、転んだ時が起きる時、ダムのように米を蓄える為に多額のお金を集める。人は転ばないと起き上がれない、失敗しないと成功できない、度胸と勤勉、やる気さえあればどんなこともできることを体験しました。

しかし、ゼニ、ゼニ、ゼニ・・とお金儲けを追いかけてきましたが、55歳位から倫理との出逢いにより、「たたかい」の上に「あ」をつけると「あたたかい」銭ではなく、義理と人情、信じること、行をすること、自然の中で瑞々しく、わくわく、どきどきするような生き方を教わりました。

現在は、U−運送業、F−不動産業、O−お米、UFOでサービスの展開と新たな夢の実現に向けて挑戦しています。