水野雅男 氏

【挨拶 中浦政克会長】


これまでPTA会長を引き受けてまいりましたが、役員になっていただきたいと呼びかけてもなかなか決まらない状況でした。

元気な挨拶と明るい雰囲気の倫理法人会のMSで学ばせていただだいてますが、PTA活動は楽しく前向きな気持ちで取り組む場であることをPTA会員のみなさんにお話しましたら、今年はすぐに手を挙げて役員になっていただくことができました。

何事も元気に取り組もうとすると連鎖が起きるものだと感じましたし、倫理で学んだことが広がった瞬間だなと思いました。



【スピーチ 金沢市倫理法人会 田村隆会長】


20年前に石川県に倫理法人会の第一号が金沢市倫理法人会です。昨日は949回目のMSを開かせていただくことができました。仕事上でも街づくりでも倫理法人会でも、人と人とのが関わり合いが大切です。同じ目的を持つ中で、人の気持ちを動かしたり、人の心が元気になることがあります。それぞれの地域性や個性を生かして、これからも奥能登独自のMSを進めてください。



【講話 金沢大学 教授 水野雅男 氏】

サラリーマンの家庭に育ち、大学では建築と土木の中で地域計画を学びました。8年間、地域づくりの仕事でサラリーマンをしていましたが、突然の解雇により、有限会社を起業し法人登録しました。

自営業は、自分の考えを主張しないと仕事がなくなるので、毎月テーマを決めて、ニュースレター「まさおのひとりごと」を発行したり、穴の開いたユニークな名刺(新風を吹き込むの意)を配ったりしました。

16年間、地域づくりの会社を経営し、今年3月から金沢大学で地域計画について教鞭をとることになり、会社を廃業することなりました。

倫理法人会には2年前に入会しました。倫理法人会に入って、笑顔が出るようになり、自分で掃除もするようになりました。

タイ人のスントンさんとの出逢いにより、青森で日本の農業開発の研究者の「水野のぶよし物語」という版画の本を見せていただいたら、祖父の弟でした。初代の十和田市長であり、明治、大正に青森の開墾事業に携わり、冷害に強い米を作り、地域に貢献した人でした。

家族や祖先へ感謝できるようになりました。

そんな折に能登半島地震があり、10年位前から能登の地域づくりのお手伝いをしていましたので、能登の復興と活性化と街づくりにボランテイアとして土蔵の修復にもかかわってまいりました。全国でも左官屋さんが高齢化し、土蔵の修復できる技術者がほとんどいなくなり、全国から輪島に集まった技術者が土蔵の修復の仕方を学ぶことができます。

「土蔵へどうぞ」は、酒蔵や塗師蔵など土蔵の修復の為に義援金を集め、修復のお礼にお酒や塗りものをお返しするキャッチボールのような形式の企画を提案し、600万円が集まりました。

地域づくりや倫理法人会を通して、能登に前向きな人が増えていくことを望んでいます。



【報告事項 高野憲治事務長】


【辞令交付 高田雅文監事 高 秀壱幹事】