松井久美 氏

JICA北陸/石川県国際協力推進委員

テーマ「能登を元気にする青年海外協力隊



宝達志水町に生まれ、親の手伝いで学んだ農業を経験し,世界をもっと知りたい、
何か人の役に立つことをしてみたい、世界のいろんな人と触れてみたい、行くのなら先進国ではなく
発展途上国に行きたいと思い、中米ニカラグアの農村で3年間にわたり生活改善活動に携わってきました。

持ち前の明るい性格で、単身でニカラグアの村長さんの家にホームスティしながら、
12才から22才までの 女性達に、絵を書く、鋏を使うこと等を教え、
それらをお土産物として販売することで、
室内労働でしかも生計の足しになると言うことで大変喜ばれたと言うことでした。

ニカラグアは、そんなに豊かな国ではないので、毎日暗い生活をしているのかと思いましたが、
行ってみると、物はないけれど心は豊かで、明るく笑顔の耐えない毎日だったそうです。
 
海外協力隊としての仕事以外で、女性は体重が増え(帰国後現状復帰はする)、
男性は痩せる傾向があるという男女の適応能力の違いを興味深くお聞きしました。

毎年1000人近くの青年達が海外協力隊に参加され、海外で学び、活躍されているそうです。

帰国後(独)国際JICA北陸に勤務。能登青年海外協力隊経験者が多く、
また活躍していることから、そのネットワークを活かして、移住促進能登ツアーを行い
能登を元気にする取り組みを行っている。

移住促進能登ツアーでは、空き家の確保、収入の確保、つまり仕事の斡旋もされ、
ご協力をお願いしますとのことでした。
笑顔が素敵で、とてもチャーミングな松井久美さんでした。

我々日本人は、物があふれ、物に対する感謝、感動のない日々を過ごしている、我々に対して
足下を見つめ直す機会を頂いたお話しでした。ありがとうございました。

文:井川國雄


【今日の朝ごはん】