高木信治 氏

高木信治建築研究所 主宰

テーマ「能登の建築」




とても物静かな、真面目な印象の高木氏。
とつとつと体験を語る口調に人柄がよく表れていました。→映像をご覧下さいませ!

若くして地元輪島を離れ建築の仕事に携わっていた頃のお話に始まり、
ビッグプロジェクトを終え、故郷の輪島へ36年前に戻られた。

過去に仕事上でストレスが溜まり・・・なんと!金沢から徒歩で輪島に帰ったこともあるとか。
輪島までの5日間の道中、徒歩でその街並みを眺めて多くの刺激を受けたそぉです。

また、2ヶ月近くヨーロッパをブラブラしたこともあるとか。
ヨーロッパ以外にもいろんな国に行き、異文化に触れ、感動を味わい、見識を深めて、
帰ってからは、能登の建材、祭りなどを見直すようになったそぉです。
能登には、現代の日本人が忘れかけたものが残っているのではないか!
特に最近は『漆の建築』を見直している。漆がご縁で人脈も増加中だそぉです。
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   漆で仕上げる技法が外国からも注目され、仕事の依頼もあるとか!

最後に、能登の海岸線には景観は誠に素晴らしいけれども「限界集落化」している所が
増えているが、その点と点をつなぐことが出来たならば能登の文化が生きてくるのでは!
と締めくくられました。

高木様の今後の益々のご活躍を祈念致します。感謝!

文:高野 憲治

【今日の朝ごはん】