室石英明 氏

【朝の挨拶】 尾戸大介幹事

【会長挨拶】 中浦政克会長

【会員スピーチ】 井川國雄監査

【講話】 室石 英明 氏 石川県柳田星の観察館「満天星」職員
                能登町教育委員会生涯学習課係長

石川県かほく市(旧七塚町)生まれ。星陵高校、金沢工業大学、渋谷工業に就職後、平成5年に現在の能登町(旧柳田村)に星の観測館「満点星」が出来る事をきっかけに、能登町職員となりました。昭和63年、石川県内で星が綺麗に見れるところとして、白峰、穴水、柳田が県として認定され、奥能登、柳田に県内最大60センチ大望遠鏡、そして県内2番目の規模のプラネタリウムを備えた現在の施設が完成しました。
 美しく星を見るこが出来る条件として
   空気がきれい
   街の灯りが少ない事
   気象条件に恵まれていること
この条件は能登半島全域がほとんど満たしている事であり、会場となっている輪島市三井町も星が綺麗に見ることが出来る場所の1つです。
施設開設後、満点星では星の観測活動の中で4つの小惑星を発見しました。小惑星は発見者がその星の名前を付ける権利があり、能登、小池田、柳田、キリコ祭り、と命名されました。
 能登の星空が自分に教えてくれた事として
   本物の美しさ
     現在はインターネットやその他様々なもので綺麗な写真や画像を見る事は可能ですが
     やはり本物を自分の目で見ることが1番綺麗で、本物には適わない。
   『無』と言うデータの大切さ
     星の観測は無数の星の中から、いつ発見できるかわからない星を発見する為に、毎日
     既存の星を確認することが基本的な作業になり、昨日は無かった、そして今日も無いと
     言う地道な作業の結果から、新しい星が発見されます。その意味で『無』のデータがとて
     も大切になります。
   人との出会い
     能登に移り住んでたくさんの人と出会う事が出来ました。都会にはない、人のふれあいが
     能登にはたくさん残っていると思います。

今回は、インジェクターを使って、実際の星を見ながらの講話となりました。
普段、何気無く見ている星空が、また違う意味で興味を持てるようになった方も多いのではないでしょうか。

【事務連絡】 真酒谷浩文事務長

【誓いの言葉】 兄後智明幹事