田村隆氏 - 奥能登倫理法人会ＡＲＣＨＩＶＥ

【挨拶中浦政克会長】

今朝もすがすがしい朝を迎えました。私の会社では、食品の安全について、社員さんとの情報交換に電子メールにより情報交換をしています。face to faceが何よりですが、業務報告の連絡から1ヶ月経つとお客さまの声を伝えるようになり、もう1ヶ月すれば具体的な提案が返ってくるようになりました。

以前、お菓子の製造部門で3年間働いていた頃に職人さんが、これまではきれいなお菓子を作ることだけを考えてきたが、これからは、商品がいかにお客さまに喜ばれるかを考えながら作ることが大切と話されたことを思い出しました。今、倫理法人会で学んでいることと繋がっています。

本日の講話者である金沢市倫理法人会の田村会長は、デザインというお立場で、ビジョンを持って仕事に取り組んでおられますので、きっとお役に立てるお話だと思います。

【会員スピーチ井川國雄専任幹事】

先日の七尾市倫理法人会のMS会場は、羽咋市の「コスモアイル羽咋」というNASAの宇宙開発についての展示施設ですが、これまで自分が描いていたイメージとはまったく異なり、設備が整っている素晴らしい内容に驚きました。まだ一度も行ったことがない人は、是非行ってみてください。

【講話有限会社タムラデザイン代表取締役田村隆氏】

只今、奥能登の幹事である田中さんのお宿のパンフレット制作依頼があり、昨日より輪島の「お宿たなか」に宿泊して、出てくるお料理が素晴らしく、MS会場へむかう道中は朝日が射し、森の翠と川のせせらぎと鳥の鳴き声が自分を歓迎してくれるようでした。
よく日本は資源がないと言われていますが、中東では石油資源があっても森や水がなければ生きられず、森や水が豊かであることは何よりありがたいです。奥能登には豊かな資源と様々な感動できるポイントがあります。

早朝のMSに出ると何が変わるかと言えば、感性のアンテナが変わり、商売のアイデアやおかしいぞという危険を感じるような身体のセンサーが作動し、様々なアイデアが浮かんできます。脳のゴールデンタイム（発想脳）は、早朝の4時頃だと言われていますし、夜は、整理脳と呼ばれています。

30歳代より私には倫理の父親として慕わせていただいています表氏は、倫理を体感するのは会長が一番であると。2年間の会長職という立場により多くの学びと感性を磨くことができました。
ある会員さんから、交通事故でお爺さんを車ではねて亡くなってしまい、声楽家である

彼女は声が出なくなって、歌うことができなくなったと相談の電話がありました。罪を認めて心からの謝罪により、遺族の方から「歌を歌うことをあきらめないでください。」と言われたことにより、いかに自分が歌に対して疎かだったかを学んだと涙ながらに話してくれました。会長職はリーダーとしての学びを経営に生かすことができます。

体験その１、早起きドイツの思想家が、「自分の経験はどんなに小さくても他人の経験より自分の人生にとって尊い」と言われましたが、体験の道場である早起き（言い訳が出やすい）を毎週続ける内に体質が変わり、エンジンがかかりやすい。日々のメンテナンス（早起き）を続ければ、さぼり体質からいつからでも脱出でき、変わることができ、今は変わった自分がとても嬉しいです。

体験その２、お墓参り奥さんの実家の母がとても怖い人（夫を失い、女手ひとりで子供を育てた強い気性）が、毎月のお墓参りを1年続ける頃に変化があり、近所の人に「家の息子やさかい・・」と紹介してくれ、私もようやく「おかあさん」と呼べるようになりました。

体験その３、夫婦はお互いの名前で呼ぼう。
家では死ぬまで「たあちゃん」「きょうちゃん」です。
25年前（倫理を知る前）友達と二人でアメリカへ2週間の旅行で、言葉も通じない中で心が通じた「おもてなしの連鎖」がありました。みすぼらしい身なりで彷徨っていたら、ビバリーヒルズに住む見ず知らずの韓国人のおばさんが日本語で声をかけてくれ、食事をご馳走になりました。以前、日本人によくしてもらったことがあり、その方が、どこかで困った日本人の若者がいたら助けてあげてと言われていたので、とのことでした。私は人からのありがたみに感謝できるようになりました。困っている韓国人にまだ出逢っていませんので、まだお返ししていませんが、紛争地域でこのようなおもてなしの連鎖が続けば、きっと世界中が平和になるように思います。

昨年、100km歩行に参加し、小松から七尾まで27時間かけて歩きました。「ここで辞めたら、これが何の得になるのだ・・」など悪魔の声が何度も聞こえましたが、メンバーの激励や中間地点のサポートしてくださる人に支えられてゴールできました。
役員朝礼は、あいさつを一緒にする、気配を感じて合わせようとする倫理法人会のエッセンスでもあり、事業におおいに役立ちます。
この続きは、またの機会に・・・。以上です。

【連絡事項高野賢治事務長】

【誓いの言葉岡本温幹事】