佐藤禮子氏

YSK3(ワイエスケーキューブ)代表 豊かな自然と健康を考える会
金沢市西倫理法人会会員

テーマ:自分の命を探ねてみる その三



目には見えぬ、されどおわします。

能登に伝わる「あえのこと」は、目の見えない夫婦の田の神を迎え入れ、目に見えないことを信じ奉ることを代々受け継いできたもてなす(感謝する)奇祭であり、能登がいかに精神性高い地域であることを窺い知ることができます。
このたび、世界農業遺産として認定されましたが、21世紀は目に見えないことが尊重される時代であり、心を研ぎ澄ませなければ見えてこない潜在意識を働かせることが大切で、奥能登のモーニングセミナーは発信地になるのではと感じています。

遺伝子を解明すると人の細胞は120歳まで生きられることが証明され、還暦とは人生の折り返し地点であることを知った佐藤禮子さんは、60歳(還暦)を過ぎてから金沢大学、大学院へと進み、看護学の博士号を取得されました。
イマジネーション(想像力)によりできた産物が飛行機であり、ピラミッドである。イマジネーションを使えば何処にでも行くことができる。
これからの人生で自分の役割を果たして生きたいし、目に見えるものだけに躍らされるのではなく、イマジネーションにスイッチオンにして潜在意識の中での祈り、目には見えないいのちの素晴らしさをお伝えしたい、と話されました。

佐藤先生の自愛に満ち溢れた温かな眼差しと奥深い洞察力を兼ね備えた豊かな人間性溢れるお話に触れ、人は何の為に生きるのか、何処に向かって生きるのかを改めて自分自身に問いかける朝となりました。


文:高名由美子



前夜の交流会には、佐藤先生・山中相談役・中国人の蘇さん(揚琴奏者)や奥能登会員有志に加えて、輪島市内の看護師さん数名が能登の医療の未来について熱く語り合いました。


【今日の朝ごはん】