角田恭恵 氏

テーマ:夫婦愛和で会社を守る
社団法人倫理研究所 法人局スーパーバイザー 

愛知県、知立市からおいでくださいました角田恭恵さんは、300名の社員さんが働くご主人の経営する会社が、連帯保証人になり、1億5千万円の借金をして倒産してしまうという憂き目に合い将来を失った時に、それまで心の在り方に心を向けることもなく、自己流会社経営、自己流家庭経営であったことを知り、家庭実践を行い「倫理」を通して正しく生きていく手本となる生き方を学ぶことにより、幸せになる道、ほんものの人生道を学ばれたと話されました。

生きていけない状況にまで追い詰められた時に、書棚から手元に落ちた1冊の「新生」と言う冊子に「苦難は幸福の門」、苦難は大きければ大きい程幸せに通じていると書かれてあるのが目に止まり、それはどういうことであるのかを知りたいと真剣に学び始めたようです。

「倒産させてしまった」ご主人に対して、大悪人で罪人として恨んでいましたが、「すべてよし」と受け入れ(受容ー)、相手を拝むような気持ちで、「はい」(拝)の返事をすることに心がけること、人や物(商品)、自然(大地)に対して、頭を下げて心をこめて「よろしくお願いいたします」という気持ちで挨拶をする(発動+)を実践されたようです。

倒産してからは随分主人を恨んでいたが、自分に目を向け、難しいことではなく身近にできることを毎日やり続けることが大切で、愛情も出せば、自分に戻る、人を育てることは褒めること、人は褒められると嬉しいので、お互いのいいところを評価して認めることが大切です。と。

私たちは、宇宙の大生命に生かされていて、見えないところ(心)に「ありがとう」という感謝の気持ちで、人の幸せを祈ることが自分の幸せに繋がります。

茅葺庵の柱や床もみんなで磨くともっと美しくなりますよ。とアドヴァイスをいただきました。

文:高名由美子