井上茂勝 氏

【会長挨拶】 奥能登倫理法人会会長 中浦政克

【会員スピーチ】 金沢市中央倫理法人会会長 飯山治郎氏

【会員スピーチ】 金沢市倫理法人会会長 連 友也氏

【講話】井上茂勝氏 社団法人倫理研究所 法人局普及事業部 部長


能登倫理法人会設立、おめでとうございます。今年3月25日に奥能登準倫理法人会として開設以来、この日に至るまでの、関係者の皆様のご苦労と、会員の皆様方のご理解、御協力に深く御礼を申し上げます。

正規倫理法人会には、シンボルとしての行動旗が授与されますが、これと同時に入魂式を実施することがあります。このことは自らの行動に対し、自ら魂を込めて実践する事の自覚を再認識する事でもあります。

物事を始めるには、色々と準備が必要な場合がたくさんあります。運動をする前に準備運動をするように、会社での朝礼もある意味においては同じではないでしょうか。朝礼は仕事に集中する為の準備であり自覚する事だと思います。スポーツにおいても、理論や方法を知っていても、いざやろうと思うと、なかなか思い通りには出来ないものです。練習や経験、それら、小さい事の積み重ねが大事で、その為には自覚すること、そして継続的に実践して行くことが大切だと考えます。

初心を忘れず、自覚と実践を大切に、今後の更なる御健闘をお祈り致します。

井上氏は、御殿場市富士研究所でのセミナーでそれまで経験したことがない衝撃を受けたあるひとりの受講者との出逢いを紹介され、彼は社長の命令により半ば強制的にセミナーに参加されたようで周囲に溶け込むことないままセミナーの最終日、幼い頃に実親が居ながら養父母に育てられた複雑な家庭環境と境遇の中で育った彼の苦悩を知ることになり、親の恩を思い出して感謝をする「恩の遡源」により彼の心に大きな変化があったようでした。
やがて心の奥に秘めていた積年の思いを生みの母へ言葉を吐き出そうとした時、「生んでくれてありがとう」と感謝の言葉が出てこれまでの長い間の苦しみからようやく解放されたのか、社長が何故セミナーへ自分を送り出してくれたのかにも気づかれたようでした。現在、彼は会社経営者として、社会に大きく貢献し、倫理法人会の会員としてもご活躍されておられるようです。
人は苦難に遭遇することによりさまざまな気づきが与えられ、苦難をも感謝できることにより大きく成長することができる、まさしく苦難こそ幸福への門が開かれる貴重な体験談をお聞かせいただきました。